ナー・オゼッチ『エンバラール』|NA OZZETTI『EMBALAR』(CPF-007)_TNLBR_
ナー・オゼッチ『エンバラール』|NA OZZETTI『EMBALAR』(CPF-007)_TNLBR_
ナー・オゼッチ『エンバラール』|NA OZZETTI『EMBALAR』(CPF-007)_TNLBR_
¥2,310
◆録音場所:サンパウロ◇ベテラン女性MPB歌手がロック?
◇①エンバラール②ムーザ・ダ・ムジカ③ア・レンチ・ド・オーメン④ミーニャ・ヴォス⑤ミオロ⑥リゼッチ⑦ネン・オイ⑧オーリョス・ヂ・カモンイス⑨アス・エスタソンイス⑩オス・エンフェイチス・ヂ・クーニャ⑪プラ・コメッソ・ヂ・コンヴェルサ
◇2006年に出されたアンドレ・メマーリとのデュオ作『Piano E Voz』が今だに忘れられない。ピアノだけをバックにしたあのシンプルな歌唱によって、ナー・オゼッチは僕の中に“モニカ・サルマーゾと並ぶサンパウロの二大女性シンガー”とインプットされた。とても理知的でテクニカルな歌い手だから、作品の出来は曲やバックの演奏次第だろう。そこについて言えばこの新作は、マリオ・マンガのエレキが活躍する4人編成のバンドを従えて、ロック的とも言えそうなナンバーを披露する。兄ダンチ・オゼッチとルイス・タチとの共作曲や、ナーとトゥリッパ・ルイスの新旧サンパウロ女性の共作あたりは、長い活動の賜物。モニカ・サルマーゾとのデュエットもあるし、デア・トランコーゾやマケリー・カの楽曲にはサンパウロとミナスの親近性が描かれる。サウンド的には、できればもう少し派手に汚してほしかったと思うが。(宮子和眞)
◇①エンバラール②ムーザ・ダ・ムジカ③ア・レンチ・ド・オーメン④ミーニャ・ヴォス⑤ミオロ⑥リゼッチ⑦ネン・オイ⑧オーリョス・ヂ・カモンイス⑨アス・エスタソンイス⑩オス・エンフェイチス・ヂ・クーニャ⑪プラ・コメッソ・ヂ・コンヴェルサ
◇2006年に出されたアンドレ・メマーリとのデュオ作『Piano E Voz』が今だに忘れられない。ピアノだけをバックにしたあのシンプルな歌唱によって、ナー・オゼッチは僕の中に“モニカ・サルマーゾと並ぶサンパウロの二大女性シンガー”とインプットされた。とても理知的でテクニカルな歌い手だから、作品の出来は曲やバックの演奏次第だろう。そこについて言えばこの新作は、マリオ・マンガのエレキが活躍する4人編成のバンドを従えて、ロック的とも言えそうなナンバーを披露する。兄ダンチ・オゼッチとルイス・タチとの共作曲や、ナーとトゥリッパ・ルイスの新旧サンパウロ女性の共作あたりは、長い活動の賜物。モニカ・サルマーゾとのデュエットもあるし、デア・トランコーゾやマケリー・カの楽曲にはサンパウロとミナスの親近性が描かれる。サウンド的には、できればもう少し派手に汚してほしかったと思うが。(宮子和眞)