ヴィルジニア・ホーザ&ジェラルド・フラッチ『ヴォス・イ・ピアノ』|VIRGINIA ROSA E GERALDO FLACH『VOZ E PIANO』(LUA-369)_NLTBR_
ヴィルジニア・ホーザ&ジェラルド・フラッチ『ヴォス・イ・ピアノ』|VIRGINIA ROSA E GERALDO FLACH『VOZ E PIANO』(LUA-369)_NLTBR_
ヴィルジニア・ホーザ&ジェラルド・フラッチ『ヴォス・イ・ピアノ』|VIRGINIA ROSA E GERALDO FLACH『VOZ E PIANO』(LUA-369)_NLTBR_
¥2,530
◇日本でこの人の評判が高まらないのが本当に不思議で仕方がありません。サンパウロの実力派歌手、ヴィルジニア・ホーザ。 99年のデビュー盤(スワミJrのプロデュースなんだぞ)から10年余、本作はそのキャリアの節目とも捉えられそうな、彼女の十八番ばかりを集めた歌&ピアノ曲集。ミナスや北東部の音楽が好きな人なら涙が出てきそうな選曲であります。今こそ彼女のディスコグラフィを片っ端から再評価してほしいもんであります。相方を務めるジェラルドのピアノの響きがちょっとベタな感じもするけれど、それを補って余りあるヴィルジニアの歌唱力はやはり凄い。アンドレ・メーマリあたりと組んでたらMPB史上に残る傑作が生まれたことでしょう・・・と失礼なことを考えたのは最初だけで、繰り返して聴いてたらこのベタ感が張りのある艶やかヴォーカルに絶妙な絡み具合を発揮してきて逆にハマります。いやいや案外このコンビ相性いいかも。
[月刊ラティーナ11年1月号掲載 Text by 上沖央明]
[月刊ラティーナ11年1月号掲載 Text by 上沖央明]