ジンボ・トリオ『アオ・ヴィーヴォ』|ZIMBO TRIO『AO VIVO』(ELD-076051)_NLTBR_
ジンボ・トリオ『アオ・ヴィーヴォ』|ZIMBO TRIO『AO VIVO』(ELD-076051)_NLTBR_
ジンボ・トリオ『アオ・ヴィーヴォ』|ZIMBO TRIO『AO VIVO』(ELD-076051)_NLTBR_
¥2,530
◆レーベル:ELDORADO
◇ 64年にサンパウロで結成されて以来、長きに渡ってジャズ・ボッサ/サンバの第一線で活躍してきた超ヴェテラン・グループの新作は2006年のパフォーマンスを収録したライヴ盤。TIM賞の「グループ部門」も受賞した作品なのだから当然、クオリティはすこぶる高いのだけど、どんなに難解なレパートリーでも(アレンジが単純とか、そういう意味ではなく)聴き手に優しく、楽しめるように配慮されているのが、このトリオの人気の秘密なのかもしれない。ピアノのアミルトン・ゴドイ、ドラムのルビーニョ・パルゾッティの演奏には老齢の手癖ではなく瞬間々々の閃きがあるし、故ルイス・シャビスの後釜として加入したイタマールの6弦エレキ・ベースも押し引きのツボを押さえたナイス・プレイでジンボのサウンドに新たな引き出しを加えている。スタンダードの中で控え目に挟まれているアミルトンのジャズ・マナーな自作曲も実にエレガント。[月刊ラティーナ08年9月号掲載 texto por 佐々木俊広]
◇ 64年にサンパウロで結成されて以来、長きに渡ってジャズ・ボッサ/サンバの第一線で活躍してきた超ヴェテラン・グループの新作は2006年のパフォーマンスを収録したライヴ盤。TIM賞の「グループ部門」も受賞した作品なのだから当然、クオリティはすこぶる高いのだけど、どんなに難解なレパートリーでも(アレンジが単純とか、そういう意味ではなく)聴き手に優しく、楽しめるように配慮されているのが、このトリオの人気の秘密なのかもしれない。ピアノのアミルトン・ゴドイ、ドラムのルビーニョ・パルゾッティの演奏には老齢の手癖ではなく瞬間々々の閃きがあるし、故ルイス・シャビスの後釜として加入したイタマールの6弦エレキ・ベースも押し引きのツボを押さえたナイス・プレイでジンボのサウンドに新たな引き出しを加えている。スタンダードの中で控え目に挟まれているアミルトンのジャズ・マナーな自作曲も実にエレガント。[月刊ラティーナ08年9月号掲載 texto por 佐々木俊広]