ベアトリス・アゼヴェード『アレグリア』|BEATRIZ AZEVEDO『ALEGRIA』(BF-820)_LNTBR_
ベアトリス・アゼヴェード『アレグリア』|BEATRIZ AZEVEDO『ALEGRIA』(BF-820)_LNTBR_
ベアトリス・アゼヴェード『アレグリア』|BEATRIZ AZEVEDO『ALEGRIA』(BF-820)_LNTBR_
¥3,080
BEATRIZ AZEVEDO / ALEGRIA
トロピカリアに影響を与えたゼー・セルソの劇団、チアトロ・オフィシーナで舞台女優としてキャリアをスタート、舞台演出や芸術イヴェントのキュレーターもつとめてきたシンガー/コンポーザーの、『ブン・ブン・ド・ポエッタ』(99年)以来となる新作。ヴィニシウス・カントゥアリアやトン・ゼーといった名うての曲者をゲストに迎え、クリストヴァゥン・バストスが音楽監督をつとめるサウンドはアコースティックな正統派と思わせておいて、あちこちにヒネりを利かせている。ルックスから想像するよりは低い歌声で、舞台女優だからといってオーヴァーな表現に行かず,自作の詩を語りかけるように歌う姿勢が潔い。多彩なタイプの収録曲にそれぞれ、どんな音楽や音楽家を「食って」いるかというネタをクレジットしてるところもトロピカリア・チルドレンならでは。ジャケットが暗示するように、大人が楽しめる遊園地感覚の音楽だ。
[月刊ラティーナ08年10月号 中原仁]
トロピカリアに影響を与えたゼー・セルソの劇団、チアトロ・オフィシーナで舞台女優としてキャリアをスタート、舞台演出や芸術イヴェントのキュレーターもつとめてきたシンガー/コンポーザーの、『ブン・ブン・ド・ポエッタ』(99年)以来となる新作。ヴィニシウス・カントゥアリアやトン・ゼーといった名うての曲者をゲストに迎え、クリストヴァゥン・バストスが音楽監督をつとめるサウンドはアコースティックな正統派と思わせておいて、あちこちにヒネりを利かせている。ルックスから想像するよりは低い歌声で、舞台女優だからといってオーヴァーな表現に行かず,自作の詩を語りかけるように歌う姿勢が潔い。多彩なタイプの収録曲にそれぞれ、どんな音楽や音楽家を「食って」いるかというネタをクレジットしてるところもトロピカリア・チルドレンならでは。ジャケットが暗示するように、大人が楽しめる遊園地感覚の音楽だ。
[月刊ラティーナ08年10月号 中原仁]