アルトゥール・ノゲイラ『プレゼンチ』|ARTHUR NOGUEIRA『PRESENTE』(TRT-006)_LNTBR_
アルトゥール・ノゲイラ『プレゼンチ』|ARTHUR NOGUEIRA『PRESENTE』(TRT-006)_LNTBR_
アルトゥール・ノゲイラ『プレゼンチ』|ARTHUR NOGUEIRA『PRESENTE』(TRT-006)_LNTBR_
¥2,310
ARTHUR NOGUEIRA / PRESENTE
JOIA MODERNA
曲目
1. Asas 2. Bagatelas 3. Inverno 4. O Ultimo Romantico 5. Onda 6. Saida de Emergencia 7. Floresta Virgem 8. Agua Perrier 9. Antigo Verao (Embarque para Citera) 10. Noite
カリオカの詩人アントニオ・シセロの70歳の記念碑を造り上げたのは、1988年生まれのベレン出身の友人、アルトゥール・ノゲイラ。ガルの2015年作の冒頭を飾った「セン・メド・ネン・エスペランサ」を世に出したコンビをご記憶の方も多いだろう。時間と空間、幅と奥行きを感じさせるコラボレーションがいとも簡単に生まれるのは、いかにもブラジルらしい。本人同士のコラボは 5. 9. の2曲のみで、他はアドリアーナ・カルカニョット、ジョアン・ボスコ、フレジャー、ヴィニシウス・カントゥアリア、オルランド・モライス、そしてルル・サントスとの 4. 。ピックアップされた錚々たる作曲家陣との共作をカヴァー。シンセベース中心でスッカスカのサウンド構成は、逆にシセロのペンに対する敬意だろう。中毒性の高いミニマル感はさすがテクノブレーガを生んだ地場と世代のなせる業。僅か30分の小品だが、無限ループを楽しまれたし。
[月刊ラティーナ2017年5月号掲載 船津亮平]
ガル・コスタが最新作『Estratosférica(エストラトスフェリカ)』(2015) で「Sem Medo Nem Esperança(セン・メード・ネン・エスペランサ)」を録音し、一挙に注目を浴びたアルトゥール。 批評家からは、MPB の作詞の伝統を打ち破る才能があるコンテンポラリーアーティストだと評さ れた。
「音楽を通じて詩の魅力を人々に広められることに喜びを感じたし、ブラジルでは文学と音楽の境 界線がないのだと知ってからは、作曲し歌うこともはじめてみようと思ったのです」と彼は振り返 る。
サンパウロに根を張って 4 年のパラエンセ(パラー出身者)。ブラジルの様々な作詞家と共作し、 これまでに 3 枚のアルバムをリリースしている。彼の作品は、詩とエレクトロニックなビートとを ハーモナイズすることで知られる。
「作曲はギターでするんだけど、エレクトロニックミュージックがとても好きなんだ。2008 年から、 シンセサイザーとコンピューターを勉強してるよ。それらすべてが自然なかたちで僕の音楽に反 映されるんだ」
JOIA MODERNA
曲目
1. Asas 2. Bagatelas 3. Inverno 4. O Ultimo Romantico 5. Onda 6. Saida de Emergencia 7. Floresta Virgem 8. Agua Perrier 9. Antigo Verao (Embarque para Citera) 10. Noite
カリオカの詩人アントニオ・シセロの70歳の記念碑を造り上げたのは、1988年生まれのベレン出身の友人、アルトゥール・ノゲイラ。ガルの2015年作の冒頭を飾った「セン・メド・ネン・エスペランサ」を世に出したコンビをご記憶の方も多いだろう。時間と空間、幅と奥行きを感じさせるコラボレーションがいとも簡単に生まれるのは、いかにもブラジルらしい。本人同士のコラボは 5. 9. の2曲のみで、他はアドリアーナ・カルカニョット、ジョアン・ボスコ、フレジャー、ヴィニシウス・カントゥアリア、オルランド・モライス、そしてルル・サントスとの 4. 。ピックアップされた錚々たる作曲家陣との共作をカヴァー。シンセベース中心でスッカスカのサウンド構成は、逆にシセロのペンに対する敬意だろう。中毒性の高いミニマル感はさすがテクノブレーガを生んだ地場と世代のなせる業。僅か30分の小品だが、無限ループを楽しまれたし。
[月刊ラティーナ2017年5月号掲載 船津亮平]
ガル・コスタが最新作『Estratosférica(エストラトスフェリカ)』(2015) で「Sem Medo Nem Esperança(セン・メード・ネン・エスペランサ)」を録音し、一挙に注目を浴びたアルトゥール。 批評家からは、MPB の作詞の伝統を打ち破る才能があるコンテンポラリーアーティストだと評さ れた。
「音楽を通じて詩の魅力を人々に広められることに喜びを感じたし、ブラジルでは文学と音楽の境 界線がないのだと知ってからは、作曲し歌うこともはじめてみようと思ったのです」と彼は振り返 る。
サンパウロに根を張って 4 年のパラエンセ(パラー出身者)。ブラジルの様々な作詞家と共作し、 これまでに 3 枚のアルバムをリリースしている。彼の作品は、詩とエレクトロニックなビートとを ハーモナイズすることで知られる。
「作曲はギターでするんだけど、エレクトロニックミュージックがとても好きなんだ。2008 年から、 シンセサイザーとコンピューターを勉強してるよ。それらすべてが自然なかたちで僕の音楽に反 映されるんだ」