セーザル・ラセルダ & ホムロ・フローエス『メウ・ノーミ・エ・クアルケール・ウン』|CESAR LACERDA & ROMULO FROES『MEU NOME E QUALQUER UM』(CPF-038)_NLTBR_
セーザル・ラセルダ & ホムロ・フローエス『メウ・ノーミ・エ・クアルケール・ウン』|CESAR LACERDA & ROMULO FROES『MEU NOME E QUALQUER UM』(CPF-038)_NLTBR_
セーザル・ラセルダ & ホムロ・フローエス『メウ・ノーミ・エ・クアルケール・ウン』|CESAR LACERDA & ROMULO FROES『MEU NOME E QUALQUER UM』(CPF-038)_NLTBR_
¥2,200
CESAR LACERDA & ROMULO FROES / MEU NOME É QUALQUER UM
録音年 2016年
レーベル:CIRCUS
曲目
1. O meu nome é qualquer um 2. Flecha empenada 3. A estatística 4. Faz parar 5. O homem que sumiu 6. Ponto final 7. Tique taque 8. Eu sou você 9. Manda brasa 10. Transa qualquer um 11. Antepenúltimo paralelepípedo 12. Todo o mundo em mim 13. Em mim
ミナス出身で幻想的なアルバムを発表しているシンガーソングライターのセーザル・ラセルダと、サンパウロの実験的/前衛的なシーンでの様々な活動で信頼されるホムロ・フローエスが共演するとは意外な組み合わせだった。出会ってすぐ意気投合した2人は、すぐに共作をはじめ、ホムロの盟友ホドリゴ・カンポスを迎えて、録音。カヴァキーニョとギターのアコースティックの音に、生々しいヴォーカルが絡む、重厚な傑作が産み落とされた。現代ブラジル社会の様々な問題が歌詞に刻みこまれている。(月刊ラティーナ2017年6月号掲載 文:花田勝暁)
ショーロやサンバなどの伝統音楽をしっかりと受け継いでいる、サンパウロ在住のセザールとホムロ。二人が知り合ってからわずか7ヶ月でリリースされたこのアルバムは、全体をカヴァキーニョとギターのアコースティックの音が成熟した二人の生々しいヴォーカルと交錯する、ブラジリアン・コンテポラニアの名称にふさわしい作品。 1. 2. 9. を始めキャッチーなメロディーラインと透き通ったギターの音が随所で聴けるアルバムだが、その根底にある世界感はどこか重く暗い。「現代の男性の存在価値」について歌われたこのアルバムの背景には、ここ数年で一気にジェンダーフリーやフェミニズム運動が勢いを増す今のブラジルの姿がある。ブラジルという国が、差別や区別のないもっと自由で新しい場所に向かっている、とホムロは語る。本作は、そんな現代を生きる彼らの困惑とスピリットが内部爆発して生まれた美しく重い傑作。(月刊ラティーナ2017年4号掲載 村上達郎)
録音年 2016年
レーベル:CIRCUS
曲目
1. O meu nome é qualquer um 2. Flecha empenada 3. A estatística 4. Faz parar 5. O homem que sumiu 6. Ponto final 7. Tique taque 8. Eu sou você 9. Manda brasa 10. Transa qualquer um 11. Antepenúltimo paralelepípedo 12. Todo o mundo em mim 13. Em mim
ミナス出身で幻想的なアルバムを発表しているシンガーソングライターのセーザル・ラセルダと、サンパウロの実験的/前衛的なシーンでの様々な活動で信頼されるホムロ・フローエスが共演するとは意外な組み合わせだった。出会ってすぐ意気投合した2人は、すぐに共作をはじめ、ホムロの盟友ホドリゴ・カンポスを迎えて、録音。カヴァキーニョとギターのアコースティックの音に、生々しいヴォーカルが絡む、重厚な傑作が産み落とされた。現代ブラジル社会の様々な問題が歌詞に刻みこまれている。(月刊ラティーナ2017年6月号掲載 文:花田勝暁)
ショーロやサンバなどの伝統音楽をしっかりと受け継いでいる、サンパウロ在住のセザールとホムロ。二人が知り合ってからわずか7ヶ月でリリースされたこのアルバムは、全体をカヴァキーニョとギターのアコースティックの音が成熟した二人の生々しいヴォーカルと交錯する、ブラジリアン・コンテポラニアの名称にふさわしい作品。 1. 2. 9. を始めキャッチーなメロディーラインと透き通ったギターの音が随所で聴けるアルバムだが、その根底にある世界感はどこか重く暗い。「現代の男性の存在価値」について歌われたこのアルバムの背景には、ここ数年で一気にジェンダーフリーやフェミニズム運動が勢いを増す今のブラジルの姿がある。ブラジルという国が、差別や区別のないもっと自由で新しい場所に向かっている、とホムロは語る。本作は、そんな現代を生きる彼らの困惑とスピリットが内部爆発して生まれた美しく重い傑作。(月刊ラティーナ2017年4号掲載 村上達郎)