アレシャンドリ・ヴィアナ・トリオ『アニモ』|ALEXANDRE VIANNA TRIO『ANIMO』(IND-AVTA001)_NLTBR_
アレシャンドリ・ヴィアナ・トリオ『アニモ』|ALEXANDRE VIANNA TRIO『ANIMO』(IND-AVTA001)_NLTBR_
アレシャンドリ・ヴィアナ・トリオ『アニモ』|ALEXANDRE VIANNA TRIO『ANIMO』(IND-AVTA001)_NLTBR_
¥3,025
曲目
1. Ânimo 2. Caminhos 3. O Equilibrista 4. Chateau D’eau 5. Cores 6. Encontro Inesperado 7. Like a Photograph 8. Um Novo Dia 9. Sobre o Vento
冒頭のヨーロッパ民謡を思わせる旋律からしておよそブラジル音楽らしくないピアノトリオだ。リーダーはピアニストのアレシャンドリ・ヴィアナ。彼の名は知らなくとも、彼が参加したジゼリ・ヂ・サンチのデビュー作は耳にした方も多いのではないか。コントラバスにジョアン・ベンジャミン、ドラムはハファエル・ロウレンソ。それぞれサンパウロのジャズシーンで活動しながら、サンバやMPB、ロックなど多方面で活躍している。本作は美しくも一筋縄でないメロディを聴かせるジャズアルバムだが、サンバ的なリズムで始まり大きく展開する 5. のように練られた構成・展開も聴きどころだ。アルバム全体ではむしろサンバよりもロックのリズムを端々に感じるのも興味深い。アレシャンドリがアレンジし、このトリオで演奏しているサンバ、MPBを歌うリオの女性シンガー、カロル・ナイニの2作目もリリースされたばかり。
[月刊ラティーナ2017年1月号掲載 宮本剛志]
1. Ânimo 2. Caminhos 3. O Equilibrista 4. Chateau D’eau 5. Cores 6. Encontro Inesperado 7. Like a Photograph 8. Um Novo Dia 9. Sobre o Vento
冒頭のヨーロッパ民謡を思わせる旋律からしておよそブラジル音楽らしくないピアノトリオだ。リーダーはピアニストのアレシャンドリ・ヴィアナ。彼の名は知らなくとも、彼が参加したジゼリ・ヂ・サンチのデビュー作は耳にした方も多いのではないか。コントラバスにジョアン・ベンジャミン、ドラムはハファエル・ロウレンソ。それぞれサンパウロのジャズシーンで活動しながら、サンバやMPB、ロックなど多方面で活躍している。本作は美しくも一筋縄でないメロディを聴かせるジャズアルバムだが、サンバ的なリズムで始まり大きく展開する 5. のように練られた構成・展開も聴きどころだ。アルバム全体ではむしろサンバよりもロックのリズムを端々に感じるのも興味深い。アレシャンドリがアレンジし、このトリオで演奏しているサンバ、MPBを歌うリオの女性シンガー、カロル・ナイニの2作目もリリースされたばかり。
[月刊ラティーナ2017年1月号掲載 宮本剛志]