キト・ヒベイロ『ウマ・コイザ・ソー』|QUITO RIBEIRO『UM COISA SO』(304ES-304002)_LNTBR_
キト・ヒベイロ『ウマ・コイザ・ソー』|QUITO RIBEIRO『UM COISA SO』(304ES-304002)_LNTBR_
キト・ヒベイロ『ウマ・コイザ・ソー』|QUITO RIBEIRO『UM COISA SO』(304ES-304002)_LNTBR_
¥2,530
90年前半にルカス・サンタナの共作者としてシーンに登場したキト。サルヴァドールの出身だが、リオでの生活も長い36歳。本作が1stだが、ダニエラやイヴェッチ、ジルやガルが彼の曲を取り上げてきたので、彼の名に見覚えがある方も少ないないはず。シコ・ネヴィスとペドロ・サー(!)がプロデュースした本作は、現在拡大中のリオのエクスペリメンタル・ポップのシーンのど真ん中から発信された良作。“+2”のピコピコもバイーアのドンドンもこのアルバムの中では、スマートに同居している。自信を持って「いい」と言える作品だけれど、特にモレーノやダヴィの新作を待ちわびている人がいたら絶対オススメ! リオとバイーアに片足づつルーツをもつモレーノやダヴィ(両人とも本作に参加)といった気心の知れた音楽仲間と切磋琢磨しながらいい音楽作り続けているキトの、まず1つ目であり、ここ5年の集大成でもある本作を大いに聞き込んで!〔月刊ラティーナ07年10月号掲載texto por花田勝暁〕