ノラ・ベナグリア『アオーラ』|NORA BENAGLIA『AHORA』(AQ-436)
ノラ・ベナグリア『アオーラ』|NORA BENAGLIA『AHORA』(AQ-436)
ノラ・ベナグリア『アオーラ』|NORA BENAGLIA『AHORA』(AQ-436)
¥2,420
◆録音年:2015年◆録音場所:アルゼンチン(フフイ)◆レーベル:ACOUA RECORDS◇アシッド・フォークの現代版とでもいうべきか
◇曲目
①Ahora
②Eco de Neftalí
③Mensaje virtual
④Vientito de Tilcara
⑤Vida
⑥Viento sur
⑦Como agua que cae
⑧La trama
⑨La casi amorosa
⑩No límite
⑪Solo intenso
⑫Ahora (yapa)
●演奏:Carlos Aguirre(pf), Liliana Vitale(voz), Mariana Baraj(voz,bombo), Daniel Vedia(bn), Luis Escalera(cb), Willy Castillo(vientos), Noelia Gareca(voz),Fidel Flores (prog,voz,bajo de 6 cuerdas), Gastón Aranda(per.), Hugo Maldonado(gt.)
◇アシッド・フォークの現代版とでもいうべきか。ラ・プラタ出身ティルカラ在住のアルゼンチン人シンガー・ソングライターによる3作目。カルロス・アギーレがピアノで参加した冒頭のタイトル曲からメランコリックなフォーキー・サウンドが披露され、続く「エコ・デ・ネフタリ」ではシタールのように響かせたギターや幽玄的なフルートの音色が独特の浮遊感を醸し出している。どことなく、70年代のプログレやUKトラッドにも通じる空気を感じさせるのは、他のアルゼンチン勢にはない彼女の強みだ。伝説のグループMIAに在籍したリリアナ・ビターレとデュエットしたり、マリアナ・バラフの声とボンボをフィーチャーするのも、けっしてトリッキーではなく適材適所という印象。何よりも、ノラの深みがあってどこか物悲しい歌声が美しいメロディを輝かせ、聴く者を深淵で透明感に満ちた音楽の森へと連れて行ってくれる。
月刊ラティーナ2015年8月号掲載(栗本 斉)
◇曲目
①Ahora
②Eco de Neftalí
③Mensaje virtual
④Vientito de Tilcara
⑤Vida
⑥Viento sur
⑦Como agua que cae
⑧La trama
⑨La casi amorosa
⑩No límite
⑪Solo intenso
⑫Ahora (yapa)
●演奏:Carlos Aguirre(pf), Liliana Vitale(voz), Mariana Baraj(voz,bombo), Daniel Vedia(bn), Luis Escalera(cb), Willy Castillo(vientos), Noelia Gareca(voz),Fidel Flores (prog,voz,bajo de 6 cuerdas), Gastón Aranda(per.), Hugo Maldonado(gt.)
◇アシッド・フォークの現代版とでもいうべきか。ラ・プラタ出身ティルカラ在住のアルゼンチン人シンガー・ソングライターによる3作目。カルロス・アギーレがピアノで参加した冒頭のタイトル曲からメランコリックなフォーキー・サウンドが披露され、続く「エコ・デ・ネフタリ」ではシタールのように響かせたギターや幽玄的なフルートの音色が独特の浮遊感を醸し出している。どことなく、70年代のプログレやUKトラッドにも通じる空気を感じさせるのは、他のアルゼンチン勢にはない彼女の強みだ。伝説のグループMIAに在籍したリリアナ・ビターレとデュエットしたり、マリアナ・バラフの声とボンボをフィーチャーするのも、けっしてトリッキーではなく適材適所という印象。何よりも、ノラの深みがあってどこか物悲しい歌声が美しいメロディを輝かせ、聴く者を深淵で透明感に満ちた音楽の森へと連れて行ってくれる。
月刊ラティーナ2015年8月号掲載(栗本 斉)