フェデリコ・レヒナー=フランコ・ルシアーニ『ガルデレリア』|FEDERICO LECHNER - FRANCO LUCIANI『GARDELER?A』(AQ-414)_QTAR_
フェデリコ・レヒナー=フランコ・ルシアーニ『ガルデレリア』|FEDERICO LECHNER - FRANCO LUCIANI『GARDELER?A』(AQ-414)_QTAR_
フェデリコ・レヒナー=フランコ・ルシアーニ『ガルデレリア』|FEDERICO LECHNER - FRANCO LUCIANI『GARDELER?A』(AQ-414)_QTAR_
¥2,200
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
◆録音年:2012-13年
◆録音場所:ブエノスアイレス
◆レーベル:ACQUA
◇●曲目
①カミニート・ソレアード
②想いの届く日
③遥かなるわが故郷
④学生の恋
⑤首の差で
⑥ボルベール
⑦ある夜彼女は帰ってきた
⑧場末の苦悩
⑨孤独
⑩わたしのギター
⑪彼女の瞳は閉ざされた
●演奏:フェデリコ・レヒナー(p)、フランコ・ルシアーニ(armonica, per)、パブロ・モッタ(cb)、アンドレス・リットウィン(dr)
◇ジャンルの枠を超えた軽妙洒脱な、タンゴの巨人へのオマージュ。それぞれ広い活動の幅を持つ名手、フェデリコ・レヒナー(Pf)とフランコ・ルシアーニ(Acc)が、今回はガルデルの名曲たちを、モダンジャズの要素をふんだんに盛り込みながら料理してくれる。②をバラードでしっとりと聴かせるような、原曲の持つイメージに忠実なアレンジもあれば、カンドンベ調の④や、ラグタイムとタンゴの交差する⑨など、意外なアイデアも満載。フリーな即興音の上にメロディーを浮かべる⑤などでは、前共演作からの流れを汲む、内省的かつ実験的な響きも味わえる。これだけ多種多様な趣向を凝らしてもなお作品全体に統一感があるのは、やはりガルデルの旋律の親しみやすさゆえだろう。煌めく響きで鍵盤を駆け抜けるレヒナーと、エモーショナルな音色で音楽に息吹を与えるルシアーニによるレベルの高い演奏を、耳馴染みよく楽しめる良作だ。
月刊ラティーナ2014年9月号掲載(清川博貴)
◆録音場所:ブエノスアイレス
◆レーベル:ACQUA
◇●曲目
①カミニート・ソレアード
②想いの届く日
③遥かなるわが故郷
④学生の恋
⑤首の差で
⑥ボルベール
⑦ある夜彼女は帰ってきた
⑧場末の苦悩
⑨孤独
⑩わたしのギター
⑪彼女の瞳は閉ざされた
●演奏:フェデリコ・レヒナー(p)、フランコ・ルシアーニ(armonica, per)、パブロ・モッタ(cb)、アンドレス・リットウィン(dr)
◇ジャンルの枠を超えた軽妙洒脱な、タンゴの巨人へのオマージュ。それぞれ広い活動の幅を持つ名手、フェデリコ・レヒナー(Pf)とフランコ・ルシアーニ(Acc)が、今回はガルデルの名曲たちを、モダンジャズの要素をふんだんに盛り込みながら料理してくれる。②をバラードでしっとりと聴かせるような、原曲の持つイメージに忠実なアレンジもあれば、カンドンベ調の④や、ラグタイムとタンゴの交差する⑨など、意外なアイデアも満載。フリーな即興音の上にメロディーを浮かべる⑤などでは、前共演作からの流れを汲む、内省的かつ実験的な響きも味わえる。これだけ多種多様な趣向を凝らしてもなお作品全体に統一感があるのは、やはりガルデルの旋律の親しみやすさゆえだろう。煌めく響きで鍵盤を駆け抜けるレヒナーと、エモーショナルな音色で音楽に息吹を与えるルシアーニによるレベルの高い演奏を、耳馴染みよく楽しめる良作だ。
月刊ラティーナ2014年9月号掲載(清川博貴)