モノス・デル・インフィエルノ『モノス・デル・インフィエルノ(地獄の猿たち)』|MONOS DEL INFIERNO『MONOS DEL INFIERN』(IND-MDI001)_QTAR_
モノス・デル・インフィエルノ『モノス・デル・インフィエルノ(地獄の猿たち)』|MONOS DEL INFIERNO『MONOS DEL INFIERN』(IND-MDI001)_QTAR_
モノス・デル・インフィエルノ『モノス・デル・インフィエルノ(地獄の猿たち)』|MONOS DEL INFIERNO『MONOS DEL INFIERN』(IND-MDI001)_QTAR_
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◇ピアノのファビアン・アデルを中心にしたセステートで、ピアソラの影響を感じさせつつ、タンゴのエッセンスを強く感じさせる正統派の演奏。3曲の名曲の他はアデルの自作。
◇曲目
①犯罪の夜
②チーズがなくちゃ生きていけない
③黒い花
④眠れる唇の薄光に
⑤逃げるための1日
⑥半分の男
⑦両親の家
⑧ゲームの他に
⑨マダム・イボンヌ
⑩急げ、エル・コレアーノが閉まるから
◇「地獄の猿たち」とはまたすごいバンド名だが、ピアノ、バンドネオン、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス各1による正統派セステート。リーダーは元ロス・コソス・デ・アル・ラオのファビアン・アデル(ピアノ)で、バンドネオンには元フェルナンデス・フィエロでその後アスティジェーロに参加しているフリアン・ペラルタ、バイオリンはクラシックのソリストとしても活躍するルシア・エレーラというなかなかの布陣。この新楽団のデビューは2009年6月オランダ公演だったようで、アルバムはこれが初(自主制作CD-R盤)。名曲③⑦⑨以外はすべてアデルの作品で、現代性あふれる①、ダンサブルなミロンガ②、感傷的な⑥、東洋メロディー? がユーモラスなミロンガ⑩など抒情性をたたえつつも都会的なサウンドを持つ作品群だ。強烈な個性には欠けるが、ややクラシカルな弦の柔らかい響きが生きている。全曲インストゥルメンタル。
月刊ラティーナ2012年3月号掲載(西村秀人)
◇曲目
①犯罪の夜
②チーズがなくちゃ生きていけない
③黒い花
④眠れる唇の薄光に
⑤逃げるための1日
⑥半分の男
⑦両親の家
⑧ゲームの他に
⑨マダム・イボンヌ
⑩急げ、エル・コレアーノが閉まるから
◇「地獄の猿たち」とはまたすごいバンド名だが、ピアノ、バンドネオン、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス各1による正統派セステート。リーダーは元ロス・コソス・デ・アル・ラオのファビアン・アデル(ピアノ)で、バンドネオンには元フェルナンデス・フィエロでその後アスティジェーロに参加しているフリアン・ペラルタ、バイオリンはクラシックのソリストとしても活躍するルシア・エレーラというなかなかの布陣。この新楽団のデビューは2009年6月オランダ公演だったようで、アルバムはこれが初(自主制作CD-R盤)。名曲③⑦⑨以外はすべてアデルの作品で、現代性あふれる①、ダンサブルなミロンガ②、感傷的な⑥、東洋メロディー? がユーモラスなミロンガ⑩など抒情性をたたえつつも都会的なサウンドを持つ作品群だ。強烈な個性には欠けるが、ややクラシカルな弦の柔らかい響きが生きている。全曲インストゥルメンタル。
月刊ラティーナ2012年3月号掲載(西村秀人)