アルフレド・ピーロ『ウナ・ブエルタ・マス』|ALFREDO PIRO『UNA VUELTA MAS』(EP-1337-02)_QTAR_
アルフレド・ピーロ『ウナ・ブエルタ・マス』|ALFREDO PIRO『UNA VUELTA MAS』(EP-1337-02)_QTAR_
アルフレド・ピーロ『ウナ・ブエルタ・マス』|ALFREDO PIRO『UNA VUELTA MAS』(EP-1337-02)_QTAR_
¥2,640
◇タンゴ新世代男性歌手の代表格アルフレド・ピーロの最新作。現代的なタンゴ・バラードのような雰囲気でスタートしつつ、後半はしっかりタンゴらしいサウンドでまとめてくれる。
◇曲目
①私の近くに
②ナダ
③タンゴ・バジャデ
④古道具屋
⑤アルゼンチン人
⑥ペケーニャ
⑦ノ・セアス・パルカ
⑧たぶん声のせい
⑨エン・エル・コルシート・デル・バリオ
⑩ロス・コソス・デ・アル・ラオ
⑪青春の夢
⑫ベンタロン
⑬渡り鳥
◇1973年生まれの彼は母がスサーナ・リナルディ、父がオスバルド・ピーロというサラブレッド。などとデビューから10数年経ってもこんな紹介をされては、本人も迷惑だろうか。通算5枚目にあたる本盤はコンピレーションで、⑤⑨⑩が2004年の第2作『セグンダス・インテンシオネス』(同年11月号本欄で高橋正人氏が紹介)から、残りは2007年の第3作『夜に聞きながら』(08年2月号で飯塚久夫氏が紹介)からの選曲(主にアルフレド・シタローサ作品で構成された2010年の第4作からは選ばれていない)。⑩⑫は1998年のデビュー作にも別録音で収められていたが、聴き比べると第2作までに歌唱法も方向性も明確になったことがわかる。近年活躍の場を広げているエルナン・レイナウドら多彩な編曲/伴奏陣の粋な演奏(細かい仕掛けもたくさん)を得て、軽妙洒脱な歌声を披露してくれる。①は英国のニュー・ウェイヴ・バンド、ザ・キュアーのカヴァー。
月刊ラティーナ2012年3月号掲載(斎藤充正)
◇曲目
①私の近くに
②ナダ
③タンゴ・バジャデ
④古道具屋
⑤アルゼンチン人
⑥ペケーニャ
⑦ノ・セアス・パルカ
⑧たぶん声のせい
⑨エン・エル・コルシート・デル・バリオ
⑩ロス・コソス・デ・アル・ラオ
⑪青春の夢
⑫ベンタロン
⑬渡り鳥
◇1973年生まれの彼は母がスサーナ・リナルディ、父がオスバルド・ピーロというサラブレッド。などとデビューから10数年経ってもこんな紹介をされては、本人も迷惑だろうか。通算5枚目にあたる本盤はコンピレーションで、⑤⑨⑩が2004年の第2作『セグンダス・インテンシオネス』(同年11月号本欄で高橋正人氏が紹介)から、残りは2007年の第3作『夜に聞きながら』(08年2月号で飯塚久夫氏が紹介)からの選曲(主にアルフレド・シタローサ作品で構成された2010年の第4作からは選ばれていない)。⑩⑫は1998年のデビュー作にも別録音で収められていたが、聴き比べると第2作までに歌唱法も方向性も明確になったことがわかる。近年活躍の場を広げているエルナン・レイナウドら多彩な編曲/伴奏陣の粋な演奏(細かい仕掛けもたくさん)を得て、軽妙洒脱な歌声を披露してくれる。①は英国のニュー・ウェイヴ・バンド、ザ・キュアーのカヴァー。
月刊ラティーナ2012年3月号掲載(斎藤充正)