エスカランドルゥム 『セシオネス・イオン・オブラス・デ・モーツァルト・イ・ヒナステラ』|ESCALANDRUM『SESIONES ION OBRAS DE MOZART Y GINASTERA』(CLUB-064)_QFAR_
エスカランドルゥム 『セシオネス・イオン・オブラス・デ・モーツァルト・イ・ヒナステラ』|ESCALANDRUM『SESIONES ION OBRAS DE MOZART Y GINASTERA』(CLUB-064)_QFAR_
エスカランドルゥム
『セシオネス・イオン・オブラス・デ・モーツァルト・イ・ヒナステラ』|ESCALANDRUM『SESIONES ION OBRAS DE MOZART Y GINASTERA』(CLUB-064)_QFAR_
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◆録音年:2017年◆録音場所:アルゼンチン◆レーベル:CLUB DEL DISCO
◇Wolfgang Amadeus Mozart
① Concierto para piano y orquesta No. 23 en La mayor, K. 488: Primer movimiento
② Concierto para piano y orquesta No. 23 en La mayor, K. 488: Segundo movimiento
③Rondo alla turca: 3er movimiento de la sonata para piano No. 11 en La mayor, K.331
④Lacrimosa: de la Misa de Requiem en re menor, K. 626
⑤ Primer movimiento de la Sinfonía No. 40 en Sol menor, K. 550
⑥Pequeña danza (adaptación del Malambo de la Suite Estancia, op. 8)
⑦ Danza de la moza donosa (de las Danzas argentinas, op. 2)
⑧ Malambo para piano, op. 7
⑨ Milonga (canción del árbol del olvido, op. 3)
- Daniel "Pipi" Piazzolla / drums
- Nicolás Guerschberg / piano, arrangements
- Mariano Sivori / bass
- Damián Fogiel / tenor saxophone
- Gustavo Musso / alto saxophone, soprano saxophone
- Martín Pantyrer / bass clarinet
◇ アストルの孫、ドラマーのピピ・ピアソラが1999年に旗揚げしたバンドの(確か)10枚目。旧作から並べてみると、三管(テナー/アルト・サックス、バスクラ)コンボで都度テーマを定めているようで、本作はヴォルフガング・モーツァルト①〜⑤とアルベルト・ヒナステーラ⑥〜⑨、そしてスタジオ・イオンである。イオンといえば60年代から最新機材と優秀なレコーディング技師オスバルド・アセードによってアストルの『ブエノス・アイレスのマリーア』など名盤を数多く世に送り出しているが、本作のプロデュースはアセード、その人なのだ。そして本作はタンゴではなく、ジャズ風味の室内楽なのである。まず、管アンサンブルに特長のあるピアノ協奏曲①②の着想にうなずく。トルコ行進曲③、ラクリモーサ④、交響曲40番⑤と有名どころが並ぶと、木管の妙技が全面に押し出されているのが解る。アドリブの創造性はヒナステーラ作のパートに集約されている。このサウンドは独自性高く、この企画の続編も期待したい。
月刊ラティーナ2017年5月号掲載(山本幸洋)
◇Wolfgang Amadeus Mozart
① Concierto para piano y orquesta No. 23 en La mayor, K. 488: Primer movimiento
② Concierto para piano y orquesta No. 23 en La mayor, K. 488: Segundo movimiento
③Rondo alla turca: 3er movimiento de la sonata para piano No. 11 en La mayor, K.331
④Lacrimosa: de la Misa de Requiem en re menor, K. 626
⑤ Primer movimiento de la Sinfonía No. 40 en Sol menor, K. 550
⑥Pequeña danza (adaptación del Malambo de la Suite Estancia, op. 8)
⑦ Danza de la moza donosa (de las Danzas argentinas, op. 2)
⑧ Malambo para piano, op. 7
⑨ Milonga (canción del árbol del olvido, op. 3)
- Daniel "Pipi" Piazzolla / drums
- Nicolás Guerschberg / piano, arrangements
- Mariano Sivori / bass
- Damián Fogiel / tenor saxophone
- Gustavo Musso / alto saxophone, soprano saxophone
- Martín Pantyrer / bass clarinet
◇ アストルの孫、ドラマーのピピ・ピアソラが1999年に旗揚げしたバンドの(確か)10枚目。旧作から並べてみると、三管(テナー/アルト・サックス、バスクラ)コンボで都度テーマを定めているようで、本作はヴォルフガング・モーツァルト①〜⑤とアルベルト・ヒナステーラ⑥〜⑨、そしてスタジオ・イオンである。イオンといえば60年代から最新機材と優秀なレコーディング技師オスバルド・アセードによってアストルの『ブエノス・アイレスのマリーア』など名盤を数多く世に送り出しているが、本作のプロデュースはアセード、その人なのだ。そして本作はタンゴではなく、ジャズ風味の室内楽なのである。まず、管アンサンブルに特長のあるピアノ協奏曲①②の着想にうなずく。トルコ行進曲③、ラクリモーサ④、交響曲40番⑤と有名どころが並ぶと、木管の妙技が全面に押し出されているのが解る。アドリブの創造性はヒナステーラ作のパートに集約されている。このサウンドは独自性高く、この企画の続編も期待したい。
月刊ラティーナ2017年5月号掲載(山本幸洋)