マリーザ・モンチ『インフィニート・アオ・メウ・ヘドール(DVD + CD)』|MARISA MONTE『INFINITO AO MEU REDOR(DVD + CD)』(EM-2649839)_TNLBR_
マリーザ・モンチ『インフィニート・アオ・メウ・ヘドール(DVD + CD)』|MARISA MONTE『INFINITO AO MEU REDOR(DVD + CD)』(EM-2649839)_TNLBR_
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【歌い、語る姫に釘付だ〜!】
マリーザ・モンチがキャリア20年の間に発表したリーダー作は『トリバリスタス』を含めても8タイトルしかないが、映像作品はこれで6作目。しかもDVD+CDの特別仕様で、DVDでは日本語の字幕も選択できる。歌詞対訳の文字化けしまくりが残念だけれど、日本のファンへの思いやりが嬉しい。2006年から2007年にかけての18ヶ月間、5大陸15ヶ国でトータル75万人を前に行なった、140公演におよぶコンサート・ツアーのドキュメント・パート(約70分)はマリーザ自身の語りで進行。生い立ちからデビューまでの歩みも盛りこみ、音楽産業のシステムやツアーの舞台裏も紹介する。知性とウィット満載の語りも聴きものだ。ライヴを終えてファンと交流し、インタビューをこなし(僕が制作する番組の国際電話インタビューに応じるシーンも!)、慌ただしく次の公演地に移動し、ホテルの部屋で衣類を洗濯し……、といった生々しくハードな“日常”は、CDやライヴやメディアを通じてしか音楽家に接触できないファンには非常に興味深く、マリーザとの距離もグッと縮まるだろう。ステージで歌詞を忘れ、間違えてしまうシーン(しかも客席にはその曲の作者、アドリアーナ・カルカニョットの姿が)、世界的なCDセールスの低下やレコード会社が売り上げ水増しの不正を行なった事実など、本来なら隠しておきたい部分も明らかにしていて素顔の本気" が伝わってくる。日本での映像は時間は短いが、大相撲観戦、J-WAVEの番組への生出演、楽屋口でファンにサインするシーンなど。一方、ライヴ映像は9曲ありCDでも聴けるが、曲によってDVDとCDではテイクや長さが異なる。自作のTr7、カルリーニョス・ブラウンが作ったチンバラーダのTr8、日本でも歌ったTr9はCDには初収録。マリーザは出産直後でしばらく活動はお休みだろうから、この、凛とした "ス" の自分を披露した作品は当分の間、寂しさをまぎわらす必須アイテムだ。
[月刊ラティーナ09年1月号掲載 Text by 中原 仁]
マリーザ・モンチがキャリア20年の間に発表したリーダー作は『トリバリスタス』を含めても8タイトルしかないが、映像作品はこれで6作目。しかもDVD+CDの特別仕様で、DVDでは日本語の字幕も選択できる。歌詞対訳の文字化けしまくりが残念だけれど、日本のファンへの思いやりが嬉しい。2006年から2007年にかけての18ヶ月間、5大陸15ヶ国でトータル75万人を前に行なった、140公演におよぶコンサート・ツアーのドキュメント・パート(約70分)はマリーザ自身の語りで進行。生い立ちからデビューまでの歩みも盛りこみ、音楽産業のシステムやツアーの舞台裏も紹介する。知性とウィット満載の語りも聴きものだ。ライヴを終えてファンと交流し、インタビューをこなし(僕が制作する番組の国際電話インタビューに応じるシーンも!)、慌ただしく次の公演地に移動し、ホテルの部屋で衣類を洗濯し……、といった生々しくハードな“日常”は、CDやライヴやメディアを通じてしか音楽家に接触できないファンには非常に興味深く、マリーザとの距離もグッと縮まるだろう。ステージで歌詞を忘れ、間違えてしまうシーン(しかも客席にはその曲の作者、アドリアーナ・カルカニョットの姿が)、世界的なCDセールスの低下やレコード会社が売り上げ水増しの不正を行なった事実など、本来なら隠しておきたい部分も明らかにしていて素顔の本気" が伝わってくる。日本での映像は時間は短いが、大相撲観戦、J-WAVEの番組への生出演、楽屋口でファンにサインするシーンなど。一方、ライヴ映像は9曲ありCDでも聴けるが、曲によってDVDとCDではテイクや長さが異なる。自作のTr7、カルリーニョス・ブラウンが作ったチンバラーダのTr8、日本でも歌ったTr9はCDには初収録。マリーザは出産直後でしばらく活動はお休みだろうから、この、凛とした "ス" の自分を披露した作品は当分の間、寂しさをまぎわらす必須アイテムだ。
[月刊ラティーナ09年1月号掲載 Text by 中原 仁]