オルケスタ・デ・カルロス・キリシ『オスロ・ライヴ』|ORQUESTA DE CARLOS QUILICI 『EN VIVO EN OSLO 』(CQ129)_QTAR_
オルケスタ・デ・カルロス・キリシ『オスロ・ライヴ』|ORQUESTA DE CARLOS QUILICI 『EN VIVO EN OSLO 』(CQ129)_QTAR_
オルケスタ・デ・カルロス・キリシ『オスロ・ライヴ』|ORQUESTA DE CARLOS QUILICI 『EN VIVO EN OSLO 』(CQ129)_QTAR_
¥2,860 SOLD OUT
録音年 2014年 オスロ録音 INDEPENDIENTE
曲目
●曲目 1. ARRABAL
2. Retintin
3. Arrabal amargo
4. Recuerdo malevo
5. Aquel candor
6. Gauchita Sueca
7. Bandoneon
8. Yo soy el tango
9. Domingueando
10. Un buen muchacho
11. A quien le puede importar
12. Toda mi vida
13. Cancha Barrosa
14. Mojada
15. El Once
16. Milonguerita Candombera
17. La cumparsita
18. Milonga para Fidel
●演奏
LEONEL CAPITANO(VO)
SOFIA CARDI BONFIL(PF)
BRISEIDA ALEJO ORTEGA(VL)
CECILA ZABALA(CB)
IGNACIO CLARAMONTE(BN)
MARIA BICE GAMBANDE(VLA)
CARLOS QUILICI(BN)
LUISA TORRES ZAMBRANO(VIO)
CARLOS BECU(BN)
MARINA GIANDOMENICO(VLA)
技巧を凝らした「今風」なアレンジのタンゴも良いけれど、シンプルなオルケスタ・サウンドもやっぱり聴いていて気持ち良いものだ。ロサリオの音楽大学で教鞭をとるバンドネオン奏者、カルロス・キリシが生徒らを率いて立ち上げたオルケスタ・ティピカによる、ノルウェーでの熱のこもったライブを収めた本作。取り上げる作品はガルデルの名曲たちから、プグリエーセのちょっとマニアックなレパートリーまで…伝統が育んできた郷愁溢れる旋律たちに、流麗なボーカルと、タンゴ独特の「手垢」のついた、エネルギーに満ちた演奏が息吹を与えていく。敢えて原曲のイメージを大きく崩さない簡素なアレンジは、恐らくミロンガでの演奏も強く意識しているゆえであろう。決して崇高で高貴なものではなく、人々の日常に根差した素朴な感動をまっすぐに表現したかのような演奏は、タンゴの本質ともいえる「人間味」や「温かさ」を我々に強く感じさせてくれる。
月刊ラティーナ2015年9月号掲載
(清川博貴)
曲目
●曲目 1. ARRABAL
2. Retintin
3. Arrabal amargo
4. Recuerdo malevo
5. Aquel candor
6. Gauchita Sueca
7. Bandoneon
8. Yo soy el tango
9. Domingueando
10. Un buen muchacho
11. A quien le puede importar
12. Toda mi vida
13. Cancha Barrosa
14. Mojada
15. El Once
16. Milonguerita Candombera
17. La cumparsita
18. Milonga para Fidel
●演奏
LEONEL CAPITANO(VO)
SOFIA CARDI BONFIL(PF)
BRISEIDA ALEJO ORTEGA(VL)
CECILA ZABALA(CB)
IGNACIO CLARAMONTE(BN)
MARIA BICE GAMBANDE(VLA)
CARLOS QUILICI(BN)
LUISA TORRES ZAMBRANO(VIO)
CARLOS BECU(BN)
MARINA GIANDOMENICO(VLA)
技巧を凝らした「今風」なアレンジのタンゴも良いけれど、シンプルなオルケスタ・サウンドもやっぱり聴いていて気持ち良いものだ。ロサリオの音楽大学で教鞭をとるバンドネオン奏者、カルロス・キリシが生徒らを率いて立ち上げたオルケスタ・ティピカによる、ノルウェーでの熱のこもったライブを収めた本作。取り上げる作品はガルデルの名曲たちから、プグリエーセのちょっとマニアックなレパートリーまで…伝統が育んできた郷愁溢れる旋律たちに、流麗なボーカルと、タンゴ独特の「手垢」のついた、エネルギーに満ちた演奏が息吹を与えていく。敢えて原曲のイメージを大きく崩さない簡素なアレンジは、恐らくミロンガでの演奏も強く意識しているゆえであろう。決して崇高で高貴なものではなく、人々の日常に根差した素朴な感動をまっすぐに表現したかのような演奏は、タンゴの本質ともいえる「人間味」や「温かさ」を我々に強く感じさせてくれる。
月刊ラティーナ2015年9月号掲載
(清川博貴)