ロドルフォ・ビアジ『タンゴ・コレクション(インストゥルメンタル)』|RODOLFO BIAGI『TANGO COLLECTION-INSTRUMENTAL』(RGS-16442)_QTAR_
ロドルフォ・ビアジ『タンゴ・コレクション(インストゥルメンタル)』|RODOLFO BIAGI『TANGO COLLECTION-INSTRUMENTAL』(RGS-16442)_QTAR_
ロドルフォ・ビアジ『タンゴ・コレクション(インストゥルメンタル)』|RODOLFO BIAGI『TANGO COLLECTION-INSTRUMENTAL』(RGS-16442)_QTAR_
¥2,200 SOLD OUT
◇1938〜1940年代のオデオン録音から、ビアジの器楽演奏だけ15曲を集めた編集盤。DBN盤でも同様の編集盤はあったが、もしお持ちでなければビアジ入門用としてお勧め。骨太な古典曲演奏には他のアーティストの演奏では聞けない曲も。
●曲目
①火事
②市民連合
③エル・トレセ
④ラ・マレーバ
⑤ピカンテ
⑥プーラ・クラセ
⑦急行列車
⑧エル・エストリボ
⑨エル・ジャグアロン
⑩焼印⑪涙と笑い
⑫レ・ファ・シ
⑬エントレリオスの人
⑭バンドネオンの嘆き
⑮ディディ
ビアジ(1906-69)は、15歳のとき高名なタンゴ楽団のピアニストとしてプロ活動をはじめた。その後、年上の友人ダリエンソの楽団で(35〜37年)、その個性的なスタイルの創造・定着に決定的に貢献した。このアルバムは、ダリエンソから独立したビアジのひきいる楽団の最初期の録音(38〜41年)から編集したもの。ダリエンソより、やや抒情的かな?タンゴを録音順に配列し、ほどよいところに、ミロンガとワルツを1曲ずつはさんだプログラム。歌はまったく入らない。今日のダンス・ファンに買ってもらおうというのだろう。曲目の特徴は、ほとんどが1910年代前半までにつくられた古いものだということ。ほかではめったに聴けない曲も少なくない。すでに各氏がご指摘の通り、このシリーズはマスタリングの心くばりが優秀で、感じられないくらい自然にプラスした残響(もどき)で聴き心地がよい。
月刊ラティーナ2012年2月号掲載(高場将美)
●曲目
①火事
②市民連合
③エル・トレセ
④ラ・マレーバ
⑤ピカンテ
⑥プーラ・クラセ
⑦急行列車
⑧エル・エストリボ
⑨エル・ジャグアロン
⑩焼印⑪涙と笑い
⑫レ・ファ・シ
⑬エントレリオスの人
⑭バンドネオンの嘆き
⑮ディディ
ビアジ(1906-69)は、15歳のとき高名なタンゴ楽団のピアニストとしてプロ活動をはじめた。その後、年上の友人ダリエンソの楽団で(35〜37年)、その個性的なスタイルの創造・定着に決定的に貢献した。このアルバムは、ダリエンソから独立したビアジのひきいる楽団の最初期の録音(38〜41年)から編集したもの。ダリエンソより、やや抒情的かな?タンゴを録音順に配列し、ほどよいところに、ミロンガとワルツを1曲ずつはさんだプログラム。歌はまったく入らない。今日のダンス・ファンに買ってもらおうというのだろう。曲目の特徴は、ほとんどが1910年代前半までにつくられた古いものだということ。ほかではめったに聴けない曲も少なくない。すでに各氏がご指摘の通り、このシリーズはマスタリングの心くばりが優秀で、感じられないくらい自然にプラスした残響(もどき)で聴き心地がよい。
月刊ラティーナ2012年2月号掲載(高場将美)